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韓国の世界遺産「海印寺」を巡る旅 2017年8月

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八萬大蔵経の納められた伽耶山海印寺  文化遺産・1995年登録 韓国南部の工業都市大邱(テグ)近くの伽耶山(カヤサン)中腹に建つ古刹。 韓国の「三宝寺刹」のひとつであり、世界文化遺産である「大蔵経板殿」に加え、 世界記録遺産である「高麗八万大蔵経」を有する。 海印寺 (ヘインサ・ 해인사 ) 海印寺の入口「一柱門」 清浄無垢の心で仏様の世界へ入る第一門です 駐車場・バス停から20分以上歩きますので シャトルバスやタクシーがオススメです シャトルバス 片道1人1000ウォン タクシー 往復1台15000ウォン 2つ目の門「鳳凰門」までは なだらかな長い参道 最後の門は「解脱門」 ここまで108段の階段があり 現世の煩悩から抜け出せるとされています 解脱門を入ると広い中壇に 正面の建物は総合広報館 日本語パンフレットやお土産があり スタッフにお願いすると日本語の解説映像を上映してもらえます 石で迷路の様な図が描かれています 「海印図廻り」と言って 八万大蔵経の真理を表しており 合掌しながら一廻りすると 功徳が積めるそうです 一段上がった場所にある本殿「大寂光殿」 その前にある 「三重石塔」と「石灯」は 創建当時のまま残されている 本尊は「毘盧遮那仏」(びるしゃなぶつ) 日本では「大日如来」の方がわかりやすいですね 「大蔵経板殿」 仏教の経典である大蔵経 その中でも最も古い「高麗八萬大蔵経」が保管されている 版木が81,258枚、経典の数は約1,500 これを保管するためだけのシンプル且つ合理的な造り この版木から印刷された大蔵経は 日本では増上寺と大谷大学だけにある 建物である「大蔵経板殿」は世界文化遺産 保管されている「高麗八萬大蔵経」は世界記録遺産 としてどちらもユネスコに登録されている 内部は隙間から覗くだけで写真撮影も不可 その為入口付近に内部が分かる巨大なパネルが設置されている この前で写真を撮るとあたかも内部に入ったかの様に撮影できる

韓国の世界遺産「石窟庵と仏国寺」を巡る旅 2017年8月

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石窟庵と仏国寺  文化遺産・1995年登録 新羅文化と芸術の融合と称される二つの世界遺産。 花崗岩のドームの中にたくさんの芸術的な仏像が鎮座する「石窟庵」と、 仏教の教理を建物で現した独特な建築物「仏国寺」。 どちらも新羅に都に近い吐含山の中腹と山麓にある。 石窟庵 (ソックラム・ 석굴암 ) 石窟庵の入口「一柱門」 ここから約1km程の参道を歩きます 境内から見上げた先に本堂が見えます 写真左側にある石段を登っていきます 登った先にある本堂 この建物は石窟を守るために 1961年に建てられたもの 湿気のためカビが発生したため 前面をガラスで覆い 空調を使用して湿度を調整している 花崗岩で作られたドームに土を被せ 中に釈迦如来坐像をはじめ 25体もの仏像が安置されています (内部は撮影禁止) 崩壊寸前の石窟庵を 統治時代の日本が修復 その後ソウルで展示するために解体したが 完全に復元できなかった為 余った石材が野ざらしにされている 日本の修復時に並べられた仏像は 復元時に間違っているからと並べ替えられたが 後の調査で日本の配置が正しかったと発覚 しかし現在も間違った配置のまま 並び替えられることなく展示されている 仏国寺 (プルグクサ・ 불국사 ) 仏国寺の入口「一柱門」 煩悩を払い一心で仏法に向かう人は 誰も拒まないため扉がありません 広い境内を歩いて行くと 最初に現れる「天王門」 東西南北を守る四天王が鎮座 東方…持国天(琵琶) 南方…増長天(剣) 西方…広目天(龍) 北方…多聞天(宝塔)  広大な中庭を抜けると見えてくるのが 「青雲橋」と「白雲橋」 下の横から見た写真が 世界遺産の写真として使われています でもなぜ「橋」なのでしょう 近くから見ると「橋」だと認識できます 当初はここには池がありました 「虹門」と呼ばれるアーチを境に 下の17段が「青雲橋」 上の16段が「白雲