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日本の世界遺産「富岡製糸場」を巡る旅 2014年6月

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富岡製糸場と絹産業遺産群  産業遺産・2014年登録 2014年6月21日 日本で18番目の世界遺産として登録されました 日本の世界遺産の中で近代遺産は初めての登録となります 今回登録されたのは群馬県内の以下の4ヶ所  富岡製糸場(富岡市)  田島弥平旧宅(伊勢崎市)  高山社跡(藤岡市)  荒船風穴(下仁田町) すべての遺産が違う自治体にあり、尚且つ離れているため、 4ヶ所を一日で見て回るのは困難です 富岡製糸場を除いては公共交通機関も十分ではないため、 車での移動が便利です 登録直後の2日間にわたって4ヶ所の世界遺産を巡りました 富岡製糸場   群馬県富岡市富岡1-1 明治5年(1872年)明治政府が国策として建築した官営製糸工場 その後民営となり、三井製糸、原合名会社、片倉工業と115年にわたり操業を続け、 昭和62年(1987年)まで日本の絹製糸産業を支えてきました フランス人が設計した富岡製糸場は「木骨煉瓦造」(もっこつれんがぞう) 木組みで建物を建築した後、壁面に煉瓦を並べる建築方法で、 地震の多い日本に最適な方法で、煉瓦造りよりも強度が高くなっています     正面入口の正面にあるのが「東繭倉庫」 長さ104.4mの建物で当時は2階で乾燥させた繭を保管していました 現在は1階の一部が展示場・売店として使われています (場内で唯一空調の効いた場所です) 東繭倉庫の隣に直角に繋がっている「繰糸場」 倉庫より長い長さ140.4mの建物は、 現在昭和40年代以降に設置された自動繰糸機が置かれていますが、 創業当時はフランス式の繰糸器300釜が設置された 世界最大の製糸工場でした 建物内部に入れるのはこの2つの建物のみ その他の建物は外観のみ見学可能です 指導者として雇われていたフランス人ポール・ブリュナ家族が暮らしていた「ブリュナ館」 後に工女に読み書きや裁縫などを教える夜学校として使われていたため、 当時の面影が分からないほど改装されていますが、 今でもワインセラーとして使っていた煉瓦造りの地下室があります 繰糸場の