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ドイツの世界遺産「ライン渓谷中流上部」を巡る旅 2016年8月

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ライン渓谷中流上部  文化遺産・2002年登録 ドイツ人が『父なる川』と呼ぶライン川は、アルプスの源流から北海に注ぐ1320kmもの大河。 ライン川の中流上部、マインツ~コブレンツ間の65kmが世界文化遺産に指定されています。 川の両側には、当時交通の大動脈であったライン川を通行する船から諸侯が通行税を徴収するため、たくさんの城が築かれています。 今回は見所が密集していてたくさんの観光客が乗船する、リューデスハイム~サンクトゴアハウゼン間を紹介します。 リューデスハイム ライン川クルーズの出発点 街の後ろは一面のぶどう畑 ぶどうの丘の最上部に建つのは 1871年プロイセンのドイツ統一を記念した 女神ゲルマニア像 リューデスハイムで一番の繁華街つぐみ横町も 早朝は誰も歩いておらずひっそりしています 今回のクルーズはKDラインに乗船 船内でワインいただきながらのんびりクルーズします クロップ城 ビンゲンの街を見下ろすように建つクロップ城 古代ローマ時代に建てられたが、 17世紀、18世紀に破壊され、 19世紀に復元された 現在は市庁舎として使用されている ネズミの塔 川の中州にある税関 悪徳な司教がネズミに噛み殺された伝説も残っている エーレンフェレス城 1211年に税関として建築され 1689年にフランス軍に破壊されたまま ラインシュタイン城 ライン川沿いの美しい城の一つに数えられているが 建築された年代などは不明 ライヒェンシュタイン城 流域で最も古い城 13世紀には盗賊の拠点となっていました ゾーネック城 ライヒェンシュタイン城を守るために建てられた城 ハイムブルク城 他の城に比べて非常に低い位置に建てられている 建築当初はホーエンエック城と呼ばれていた フェルステンブルク城 ライン川と支流ガイルス川の合流点に建つ 船舶からの徴税を目的に建設された シュタールエック城 古都バッハラッハに建つ城 1925年に修復され

ドイツの世界遺産「ヴィースの巡礼教会」を巡る旅 2016年8月

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ヴィースの巡礼教会  文化遺産・1983年登録 アルプスの麓のシュタインガーデン村に建つ巡礼教会 正式名称は「鞭打たれるキリストの巡礼聖堂」 質素な佇まいの外観からは想像出来ない豪華なロココ調の内装は目を見張る物がある 町から外れた草原の中に ポツンと佇むヴィースの巡礼教会 教会自体は大きいが 外観はあまりにも地味 周りはレストランとお土産屋があるだけ 教会の入口もあくまでシンプル 中にすごい景色が待っているなんて ここからも想像出来ません 中に入ると飛び込んでくるこの景色 ロココ調な華やかな彫刻が ドイツ宗教建築の最高傑作と言われています 天井のフレスコ画は 壮大な天界を描いたもの 「鞭打たれるキリストの像」 近くの教会に安置されたが 血を流す姿が生々しいと 屋根裏にしまわれていたキリスト像を 8年後に農婦が譲り受け 祈りを捧げ続けたところ 数ヶ月後に キリスト像が涙を流し始めました 牧草地の小さな礼拝堂に安置したところ 噂を聞きつけたくさんの人が訪れるようになったため 新たに建てられたのが この「ヴィースの巡礼教会」です 涙こそ流してはいませんが 今でも「鞭打たれるキリストの像」は 主祭壇に安置され 年間100万人以上の人々が訪れます 世界遺産を巡る旅 ~写真で振り返る今までに訪れた世界遺産~TOPページへ